聡窯日誌 vol.2 「色を探して」

新しい絵具を探しに、絵具屋さんを訪ねました。今回選んだ色は、赤、スミ茶、茶錆の3色。聡窯では、鮮やかな青色の絵具を使用することが多かったのですが、前回お話しした鉄仙シリーズの色違いや、今後の新しい作品作りで挑戦してみよう!と、茶色系の色を選んでみました。来週サンプルが焼き上がるので楽しみです。

焼き物用の絵具もそうですが、「色」というものは本当にたくさんの種類と名前が存在しています。私の好きな赤でも、茜色、赤紅、赤橙、紅葉色…などなど。

日本では古来より暮らしの中に多彩な色合いを取り入れ、繊細な色の世界を見出し、その豊かな情趣を愛でてきました。それらは多くの絵画、染織物、詩歌、文学、そして焼き物として、生活や文化の中に深く息づいています。

例えば、平安の女性たちの繊細な感性が生み出した襲装束の配色美、中世の武家社会に見られる質実剛健さ、戦国武将達の極彩色に満ちたきらびやか彩り、山紫水明との調和を求めた風流、そして詫び・寂びの世界など。歴史の流れでつけられた和の色は、美しい名前がつけられています。

今の日本は何色に染まっているでしょうか…?

スタッフ H.O

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