聡窯日誌 vol.4「偶然のかぎしっぽ」

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鉄仙のモチーフと新しいアイデアをかけ合わせてみたい!ということで、新しいソバ猪口の図案を考えてました。色んな意見を聞きながら、ひとまず図案(仮)が完成。早速サンプルのソバ猪口に線刻を入れて、素焼の窯詰めへ…。今日から有田も梅雨入りをして、さらに工房はジメジメしています。

図案を考えているとき、ラジオで「かぎしっぽ猫」について紹介されてました。しっぽが途中で曲がっていたり、短くてクルッと丸まっている猫は、「かぎしっぽ猫」「尾曲がり猫」と呼ばれており、長崎県に住む野良猫の8割は、かぎしっぽ猫なんだとか…。かぎしっぽ猫の原産地はインドネシア。そして江戸時代、インドネシアを拠点としたオランダ船に、積荷をネズミから守るため乗っていた猫たちが、長崎県の出島にやってきたことから住みつくようになったそうです。そういえば浮世絵などにも、多くのかぎしっぽ猫が描かれていますよね。

日本や中国では蔵の錠前のような形のかぎしっぽが、「財産を守ってくれる」商売繁盛のお守りとして大事にされてきました。またヨーロッパではかぎの形が「幸運をひっかけてくれる」縁起の良い猫だとされいるそうです。

今回の新しいアイデアのモチーフになっているのが、偶然にも「かぎしっぽ猫」だったので、思わず笑みがこぼれる私でした。

スタッフH.O

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