最近とても「星」に興味を持ち始めています。カトラリーレストのサンプルにも夜空と星をイメージして染付を施してみました。聡窯オリジナルの呉須は柔らかく優しい青色に発色するので、もう少し濃くしても良かったかも…。焼成前と後で色が変化する焼物の難しいところです。サンプルの雰囲気を確認してから、「星」をテーマにしたデザインを練っていこう!と密かに計画を立てています。
元々自分や姉が「星」に関係する名前をつけてもらったこともあって、小さい頃は太陽と月を見つけて、「ヒナちゃん太陽」「○○ちゃんお月様」と指を指して呼んでいました。おしゃべりで文章能力があり、絵も上手な姉。口下手で、絵はちょっといまいちな私。正反対な姉妹です。
月がどうして夜空で輝いているのかご存知でしょうか?月は自分で光を出しているのではなく、太陽にてらされて光っています。つまり月は、太陽の光をはねかえして輝いているというわけです。「きっとあなたは姉に会うために生まれてきたんだねぇ」帰省するたびに母は言い、私も太陽の存在で誰かが輝いたり、笑顔になっていく…なんて素晴らしいことだろうと思ったりします。
ですが太陽よりも、その周りで一生懸命小さく光っている星屑たちに惹かれ、そう在りたいと願ってしまう自分がいます。その星屑たちは小さくとも、きっと希望に溢れているから。
