「想う、知らない誰かを」

 ショールームの一部に施したテーブルコーディネート。選んだ器は、不動の人気『鉄仙』の器と、梅雨の季節にぴったり、聡彦氏作の『紫陽花』のカレー皿。そして、私が制作した『北斗七星』のレストも。シンプルで品のあるコーディネートにしてみました。

 有田陶器市に向けて、テーブルコーディネートの練習やスタッフの皆でショールームのディスプレイを変えたりなど、準備をしていたのですが、今年も中止となってしまい先送りに…。残念ですがもっともっとディスプレイに磨きをかけて、来年は素敵なショールームで沢山の方にお会い出来ることを楽しみにしています。

 今年もWEB有田陶器市が開催されましたが、沢山の方にオンラインショップを通してご来場いただけましたこと、大変嬉しく思います。ショップでは私の「北斗七星」のレストもお買い上げいただきました。

 自分の作品が生まれて初めて、知らない誰かの暮らしの中に飛びこんでいこうとしている。なんだか親離れした子どもを思うような、不思議な気持ちです。ですが、この「知らない誰か」を想像することは、今回のコーディネートはもちろん、これからのものづくり・デザイン・では大切なポイントになってくると私は思っています。

 知らない誰か=顧客(ターゲット)を知る→市場を知る→その顧客と市場の中にどう作品を提案するか考えて制作をする。この流れだと明確な市場をリサーチ済みなので、作品がターゲットに届けやすくなります。

 逆に、知らない誰かを想像せずにいきなり作品を完成させてから、市場・顧客へ届けようとすると、明確な市場がわからないので、届けにくくなってしまうのです。

 私は届けたい。だから想い続けます、知らない誰かを。

大 堀

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