「Sohyoh Art Shop オープン」

朝晩と冷え込む季節となってきました。10月は新しいオンラインショップを2つ開設するための準備をコツコツと行っていました。作品を選んだり、イメージ写真を撮影したり…そのひとつである、「Sohyoh Art Shop」が完成しましたので、お知らせします。

「Sohyoh Art Shop」は、聡窯・辻が作陶している陶額を中心に、聡窯の各作家が制作した作品、作家モノをセレクトしたアートショップです。

私たちは、お客様のもとで世界で一つのインテリアとして時間を共有してもらえることを思い描きながら、陶額を制作しています。お気に入りのアートと出会い、自分の生活空間に飾ってみる…そこには美術館やギャラリーで鑑賞するだけでは生まれない特別な関係が、アートとあなたの間に生まれます。このショップがそのきっかけとなっていくことを願っています。

もうひとつのオンラインショップは秋の陶器市に向けて準備中です、お楽しみに☆

大 堀

「鑑賞の秋」

猛暑から残暑に、そして蝉から鈴虫たちに移り変わり、季節が秋に向かって歩み始めている今日この頃ですが、鑑賞の秋はいかがでしょう。この度、富山大和5階アートサロンにて、9月16日(水)から22日(火・祝)まで、情景を刻む – 辻󠄀 聡彦 作陶展を開催いたします。

会期:9月16日(水)~22日(火・祝)※最終日は18時閉場

会場:富山大和 5階 アートサロン

作家来廊日:会期中全日 ※都合により変更となる場合があります

◎新型コロナウィルス感染拡大防止のため、お客様へご協力をお願いしております。詳しくは富山大和ホームページをご確認ください→【感染拡大防止への取り組み】

暗いニュースが続く世の中ではありますが、作品を通して少しでも皆様の元気に繋がっていくことを願います。

大 堀

「彩り」

先週のこと。今後ネットを活用した販売ルートを開拓していくために、専門家さんにお願いしてWebや写真撮影、テーブルコーディネートについて学ばせていただきました。

大学時代に写真の授業はありましたがほとんど寝ていたため、カメラに関しては無知な私でしたが(汗) ズームを使うと歪みが和らぐ、料理は山になるように盛る、最近は逆光風の写真が流行っている等など。カメラもコーディネートも、基礎を学び、きちんと実践してみるととても楽しく…器だけでなく、久しぶりに自分の心も楽しさに彩っていくことを感じた時間でした。

大 堀

「眠る風景たち」

倉庫の棚の中には、先代の陶板が多く眠っています。写真とは少し異なり、日本・ヨーロッパの風景が美しく焼き残り、色あせて消えていくことはありません。なかなか外出・旅行が難しい現代ですが、棚の中で眠る風景たちを起こして、人の心に届けることができたなら…。

大 堀

「茶サビ鉄仙」

長く続いた雨が上がり、モクモクとした大きな雲と蝉の声に夏の始まりを感じる中、5月に咲き終わったはずの工房の鉄仙が一輪、咲いていました。そして聡窯ブランドにも新しい鉄仙が咲き始めようとしています。

聡窯ブランドの鉄仙シリーズに、新色の茶サビ、そば猪口が加わりました。

色の濃淡が出やすい茶色の絵具(茶サビ)を使い、手描きで丁寧に描くことで、鉄仙の表情をより感じられる商品になりました。そば猪口は、お蕎麦や素麺が食卓に多く並ぶこれからの季節にはもちろん、茶器や酒器など幅広く使えるアイテムです。

鉄仙シリーズは、聡窯のオンラインショップでお買い求めできます。

大 堀

「飯碗の原風景」

新しい飯碗のデザインを考えるためにリサーチをして、気づいたこと。

良い器というのは、反転させて2つを合わせたときにちょうど四寸(12cm)の球になる、とされています。有田を含め、様々な産地で作られた飯碗を調べてもやはり、昔ながらの基本的な形は12cm。これは、標準的な大きさの日本人の両手で人差し指と親指を使い、円をつくったときの直径と同じであり、持ったときに自然と手に馴染む大きさでもあるのです。

12cm=四寸のような昔からある長さの単位は、人間の身体から生まれた“身度尺”と言われています。近年、多くの手が入った色々な形状の飯碗が増えてきていますが、様々なデザインによって失われつつある飯碗の原風景=手から生まれる形に立ちもどることが必要なのでは?と感じました。

作り手が使い手に合わせて自然と作られてきた飯碗に、実はとてもプロダクト要素が含まれていることに感動する私でした。

from スタッフ鼠

「ひっそりと紫陽花」

鉄仙シリーズに並び、WEB有田陶器市で好評だった「紫陽花」花のアウトラインは一輪ずつ線刻技法で細かく彫り、紫色の絵具で濃淡を出しながら描いています。
7月に入り、2020年の下半期がスタートしましたが、まだ梅雨が明けそうにありません。ショールームの裏にはひっそりと紫陽花が咲いています。

大 堀

辻 聡彦作「紫陽花」聡窯・辻オンラインショップにて販売中

「釉薬プール」

6月も残りわずか。梅雨明けの暑さがやって来ると思っただけで汗が出てきて、プールに飛び込みたくなります。なんてことを思っていた今朝、聡彦氏たちが板やブルーシートを持ってせっせと何かを組み立てていました。完成したのはどう見ても釉薬のプール。


「まさか、先生この中に入るんじゃ…!?」

そんな展開はもちろんなく、焼き物のためのプールでした(笑)


時に作品は、大きさに合わせて作業環境を変えたり、周囲に協力してもらいながら作られていることを実感しました。


大 堀

「線刻、黙々と…」

有田焼きと聞くと、筆で絵付けした食器…とイメージする方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。聡窯では食器はもちろん、代々陶額作品を制作してきました。一番の特徴は「線刻技法」です。


線刻技法は、完全に乾燥する前の生地に、リバイダーや彫刻刀などを使い分けながら、絵を描いていく聡窯独自の技法で、筆を使って絵を描く有田ではあまり見かけません。生地が少し柔らかいので、土のめくれの強弱が生まれ、平面でありながら立体感も感じられる。そこが線刻技法の面白いところだ!と聡彦氏は語ります。


「でもずーっと同じ作業をしていると……飽きるけどね(笑)」


そう笑いながら黙々と、1日中線刻を行っていく聡彦氏でした。


大 堀

「偶然のかぎしっぽ」

図案を考えているとき、ラジオで「かぎしっぽ猫」について紹介されていました。しっぽが途中で曲がっていたり、短くてクルッと丸まっている猫で、長崎県に住む野良猫の8割がそうなんだとか。


江戸時代、インドネシアを拠点としたオランダ船に、積荷をネズミから守るために乗っていたかぎしっぽ猫たちが、長崎県の出島にやって来たことから住み着くようになったそうです。そういえば、浮世絵などにも、多くのかぎしっぽ猫が描かれているかも。


日本では「財産を守ってくれる」商売繁盛のお守りとして、ヨーロッパでは「幸運をひっかけてくれる」縁起の良い猫だとされています。


考えていた図案のモチーフが偶然にも「かぎしっぽ猫」だったので、ラジオを聞きながら思わず笑みがこぼれる私でした。


大 堀

Sohyoh Brand ブローチ「曲がりネコ」1,980円(税込) 聡窯・辻オンラインショップにて販売中